ボールと信頼


最近のリーグ戦では、謎のミスでボールを失うことが増えている。そういうロストがピンチや失点に繋がる。高校時代に、ボールを失うことへの罪の意識はしっかりと自分に定着したはずなのに何をやっているんだろうか。



武蔵はボールロストに対して本当に厳しかった。

監督はもちろん、選手も、誰かがボールを失えば、それに対して激しく怒っていた。

自分が不用意なミスでボールを奪われたことに対して、監督に

「みんなお前が失わないと信じて走ってんだから、軽いプレーすんな。」

と怒られたのは今でもよく覚えている。

この時初めて、軽いプレーは自分を信じてくれた人への裏切りであることに気づいた。



ボールを失うということは、信頼を失うということだ。

自分を信じて、ボールを預けてくれた人、走ってくれた人、試合に使ってくれた人、応援してくれた人の期待を裏切っているから。



そう思うと、自分はこれまでのリーグ戦でたくさんの人を裏切ってきたのかもしれない。



プレーで信頼取り戻します。


ア式 2年 白藤 優

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