2017年6月23日金曜日

自意識過剰になっていないか?


自意識過剰になっていないだろうか?

そんなに自分に集中してもしょうがないと思うのだ。



岩政コーチは「勝てるチームと勝てないチーム、どこが違うのか?」と題されたプレゼンで、「自分たちのサッカー」にこだわりすぎるチームは、勝負の相手の存在を考えることができず、「勝つ」という本来の目的から逸脱してしまうということを指摘している。かなりの大雑把な解釈なので、実際にYoutubeの動画を観てみるといい。



僕は「個人の勝負」に関して少し書きたい。チームは個人の集合であり、極論すると一人一人が目の前の相手に勝利することができれば、勝負を制すことができると思う。



個人が試合で調子が悪いときや、結果が出ないときはほとんど常に自分に意識が行き過ぎている。「今日は調子が悪いな」、「監督は自分を交代させるつもりかな」、「自分は相手に舐められているな」、「身体が重いな」… このように、試合中のネガティブな雑念のほとんどは自意識からきている。だが、現実的に考えてみよう。誰もそんなに自分に注目していないかもしれないし、調子が悪いと思っているのは自分だけかもしれない。自分が作り出している不安によって自らのパフォーマンスが悪くなってしまってはもったいない。



「そんなことはわかっている。でも、その雑念を取り除くことが難しいのだ。」そんな声が聞こえてきそうである。そこで、解決策を提示したい。



相手に意識を向けるのだ。

相手は今どんなことを考えているか?何をしたら嫌がるか?そんなことを想像するのだ。妄想でもいい。そもそも、自意識も妄想なのだから。



例えば、相手が自分を舐めていると思ったとき、それは相手の集中が切れている瞬間だと考える。僕の場合、前線でミスが多くなった場合、相手のプレッシャーが緩むだろうと考える。そこで、一発ゴールを狙いに行く。実際、相手が準備している状態でゴールを奪うのは大変だ。相手が緩んでいる時こそ得点のチャンスである。



他の例を紹介したい。自分のラフプレーに対して相手が侮辱してきたとしよう。そこで生じるイライラにどう対処するか?自分がイライラしていることに気を向けるのではなく、相手がイライラしていることに気を向けるのだ。

「コイツいらいらしてるよ、集中的に狙おうぜ。」と白藤に声をかける。その時の白藤と相手の顔を比較してみるがよい。点を取れる気がしてくる。



あるいは、相手に「穴」となるプレーヤーがいれば、名指しにして「3番の裏狙え」といった具合に、相手に聞こえるように言うと、その選手はどう感じるだろうか。意地悪だが、少しにやけてしまう。



ちょっとやり過ぎかもしれない。90分間常にそんなことをしていては良くない。でも、そういう駆け引きも時には大事だ。



身体が重くたって、相手に舐められていたって、いいプレーはできるし、結果は出せると思う。要は、妄想次第だと思うのだ。



しかし、楽観主義的妄想は本心とはかけ離れたもので、それで調子が上がるとは考えられない。と反論したくなるかもしれない。そこで、「笑顔」を提唱したい。おカルトチックではあるが、自分を「騙す」方法として笑顔が一番効果的だと思う。笑顔を作れば、余裕が生まれて自分ではなく相手に意識を向けられるようになるはずだ。

一人で笑っていても少し不気味なので、味方へのコミュニケーションの中で笑ってみる、相手とのコミュニケーション(?)の中で笑ってみるなど、色々方法はある。模索してみてほしい。



技術的なミスなど、時には試合中コントロールが困難な要素もある。コントロール困難な要素には、試合中は気を向けずに今自分がコントロールできるもの(想像上の相手の状態など)に働きかけてみては、というのが僕の提案である。

もちろん、技術は大事だ。試合中コントロールできない、とりわけボール感覚などの部分では、練習中に徹底的にこだわって質を上げていくべきだと思う。



勝利するには、日々の練習による技術の向上と、試合当日の90分を通じた総合的な駆け引きの両輪が不可欠だと思う。特に、後者は意識しづらいことかもしれないが、極論すれば勝負に直接影響を与える。是非、意識してみてはいかがだろうか。



自分のパフォーマンスはもっと自分でコントロールできるはずである。



4年多田






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