2017年6月6日火曜日

資格




僕はテクニカルスタッフだ。少々乱暴に言ってしまえば、分析スタッフということになる。そんな僕がチームを勝たせるために取り組んでいることの一つが、対戦相手の分析、スカウティングである。スカウティングには2年の頃から本格的に関与させてもらっているが、最近になって気付いたことがある。



自分が“タダ”でスカウティングをさせてもらえているということだ。



時が経つのは早いもので、気がつけばもう3年生。自然と、自分との距離の近い同期の面々の、公式戦に絡む機会は多くなる。そうなると、安定して試合に出られるヤツもいれば、ちょこちょこ出られるヤツ、絡めそうで絡めないヤツ、そして、なかなかその機会を得ることが出来ないヤツと、いろいろ分かれてくる。ただ、彼らは皆例外なく、厳しい競争の中にその身を置いて毎日努力している。



翻って、自分はどうだろうか。スカウティングもチームの勝敗を左右するだけのものは十分にある、重要な取り組みの一つであるが、そのスカウティングを担当する権利は、何の競争も無く、ただテクニカルスタッフだからという理由で自分に与えられたものである。お前サッカーのこと全然わかってねえし、スカウティング任せられねえよ、みたいなことはないし、そもそもサッカーわかってるかどうかを試されたことすらほとんどない。



競争の中で、努力してもなおなかなか思うように公式戦に絡むことの出来ない同期たちのことを考えると、ずいぶん軽い思いで当たり前のようにスカウティングやっていないか?と自分に問いかける必要があるんじゃないだろうか、と感じる。



これまで公式戦のスカウティングは7試合ほど担当したが、その試合で獲得した勝ち点の合計はたったの『1』だ。それでも誰かから批判されるようなことはなかった。それじゃダメだ。そんな『失態』を犯しても、のん気にしていた自分もダメだった。



練習でのキツいランや激しい身体のぶつけ合いを乗り越えて、試合に出るために必死にもがいている彼らに恥じぬよう、覚悟と責任感と誇りを持って、やるべきことに取り組んでいきたい。



3年 小椿

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