管理人室を出て


feelingsって何のために書くの?
誰のために書くの?
何書けばいいの?

たぶん、結構な割合の部員が思ってること。



書くことないわー
ちょっと間に合わないなー

よく言われること。

ここで先に言っておくと、「期限守ってください」とか「書くこと見つけて早く書いてください」とかそういうことを言いたいわけではない。わざわざここで催促するつもりはないので。(というか本当はあんまり催促自体したくないので)

今回はfeelingsの管理人としてではなく1ファンとして、feelingsについて書こうかなと思う。

そもそもfeelingsとは、


feelingsでは、ア式部員が日々感じていることなどを思いのままに更新していきます。また、不定期でインタビューなどの企画も発信していきます。部員同士や、応援してくださる方々とのコミュニケーションの場になればと考えています。


というもの。(サイトより)

つまりfeelingsの役割は
1. 部員同士が伝えたいことを伝える場
2. 外部に向けての広報の一手段


feelingsの管理人としては、「2のようにア式の宣伝に大きく関わっているのでしっかり書いてください」と言った方がいいのかもしれませんが、今回はあえて触れません。



ここで話は変わりますが、最近思うことをもう一つ。それは、
選手の気持ちって本当にわからないものだなぁ
ということ。


そりゃサッカーやったことなくて、見るのも4年に1回のワールドカップくらいだったんだから当たり前なんだけど。一年間スタッフやったくらいでわかるほど単純な競技でもないんだけど。
それでもやっぱり、「選手ってどういうことを考えてるんだろう」とか「この人は何を目標としているんだろう」とか「そもそもどうしてア式を選んだんだろう」とか、、、こんなに見てたらいろいろ気になるわけで。

少しでも参考になるかなと思って(純粋にサッカーについて知りたいのももちろんあって)、サッカーの本を読んで選手たちがやろうとしていることを勉強してみたり、試合映像を見てみたり、練習中のゲームではどういう局面なのかを頭で追ってみたり、ゴール裏からピッチを見て選手が見ている景色を想像してみたり(横から見るのと全然違くて、広さに未だにびっくりするんですけど)、、

入部当初に比べればほんの少しは知識がついたのかもしれないけど、結局いくら想像したところで、ただわかるのはあんなに広いコートでプレーしている選手のすごさだけ。特に公式戦の時に見るコートはいつも以上に大きな"舞台"で、チームを背負って戦っている選手の気持ちは想像できるはずもなく。

だからこそfeelingsの役割って結構大きいんです。選手同士でも普段から思ってるけど言えないことをここで伝えられるんですが、そもそもスタッフの私にとっては選手のことをほんの少しだけど知れる貴重な場所で。
普段はクールに見えるけど実は誰よりも熱い気持ちを持って練習していたり、いつもふざけているように見えて意外と部全体のことを考えていたり、feelingsに書くことないって言ってた人が長文でしかも感動するのを書いてきたり笑


今回は特に選手のことメインで書いていますが、普段は言わないことを言える、気持ちを知れるという点ではスタッフにも共通で。
何も考えてないとよく言われているあの子は、実はすごく部のことを考えて仕事してたり
ある子は上手くいかないことがあっても、自分の仕事に誇りを持って自分自身と向き合っていたり
ある子はサバサバしているように見えて(実際してても)意外と選手への愛は強かったり




今まであんまり周りに興味を持ってこなかったので「人は人  自分は自分」と思ってきたし、自分から知ろうとすることはなかったし、そんな感じでとりあえずある程度勉強はしておくかってここまで来たけど、
ア式に入ってから「人と一緒に何かをすること」「同じ目標に向かって努力すること」「一緒に頑張りたいと思える人がいること」の楽しさを知ってしまったから。
「サークルとか何入ってるの?」って聞かれて「部活のマネージャーやってますよ」って言うと、結構な確率で「人のためによくそんな頑張るね」って返ってくるけど、私からすればそれは逆で。「自分だけのためだったらここまで楽しくないし、やる気も起きない」って言う方が正解。実際勉強もそんなに頑張れてたと思えないし、結局人のためとか組織のためになるかもって思えることの方が断然やりがいがあるもの。しかもその相手が、努力してる姿を側で見てる人たちなら尚更。
今日も全力でプレーしてる選手がいて、全力で仕事してるスタッフのみんながいるから、頑張ろうと思えるんです。
そしてそんな人たちの想いだから、知れたら嬉しいと思ってしまうんです。



誰のためにとか、何のためにとかそんなことを指定するつもりはまったくありません。
みんなを感動させる綺麗な文章を書けとも思いません(私も書けません)。
サッカーというスポーツを完璧に言語化しちゃうような文章とか、笑いのセンスに満ち溢れてる文章とか、文才ありすぎではって思うような文章を書ける人の方が少ないに決まってるんだから。
自分の考えていることなんかみんな興味ないだろう、伝える必要もないだろうと思っている人もいるでしょう。ただ、意外と思っていることは伝えようとしないと伝わらないもので、普段言わないことだからこそ伝えることがプラスに働く気もするし。
そして何より、書いた本人の知らないところでfeelingsが誰かの支えになっている時があって、それにとても動かされる人もいるということだけ知ってほしいなと思います。


(少なくとも私はfeelingsが入部の大きな決めてになって、どうしたらいいんだろうって悩んだ時は先輩のfeelings読んだりもして、同期のfeelingsに元気付けられたり、個性の塊みたいな文章に何度も笑わされたり)





まぁまとめると、素直に思っていることを正直に書いてもらえたらな
そしてそういう場所にしていきたいな
というのが、今の私が思っていることです。



feelingsの催促来たって言って避けないでください(切実に)


2年スタッフ 佐野静香

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