Making the best choice

先日、進学振り分けの第1志望の登録を行った。色々悩んだ末とりあえず申請したけれど、これからひと夏悩むつもりだ。


私は選択が重大になればなるほど優柔不断になる。どの選択肢も輝いて見えて捨てがたくなる。だから様々な節目で後悔が少なくなるよう消極的な選択をしてきた。

中学は海外にいたので高校受験しかしたことがないが、結果が出た後もどこも楽しそうで決め手がなかったので、そのまま大学へ進学できる某私立の附属高校ではなく、いずれ大学受験することになる国立の高校を選んだ。

そしてわーわーと毎日楽しく過ごしているとあっという間に高3になり文理を決めなければならない時がきた。この時もまた、どの科目も面白くてかなり悩んだが、結局(暗記が異常に苦手で理系科目の方ができたというのも大きかったけれど)文転はしようと思えばできるという安易な考えで理系にした。

志望大学を決める時もそうだった。どの分野も面白く感じられ、これや!とピンとくる志望学部がなかった。そこで、色々自由に勉強できそうな東大にした。「私医学部行く〜」、「俺は地学研究する」などと自分の興味が定まっている友達は尊敬していたし羨ましかったし、どうして決まっているのか不思議だった。

だいぶ否定的に書いてしまったが、今思うとこれら選択は私の世界をかなり広げてくれた。どこかで違う選択をしていたら、今まで出会ってきた素敵な人々と仲良くなることもなかったし、自分の今持っている価値観や信念も違っていたかもしれない。そう思うと人生って面白い。

とまあこんな感じで、自分探し中のダメダメな私だが、サッカーの世界には自分から踏み込んだ。決して消極的な選択ではなく、自分の意志で始めたと胸を張って言える。
大学に入学し、部活・サークルを決めるべく色々まわったが、1番楽しかったのはサッカーだった。これでいいや、ではなく、これがいい!と思えた。もっと練習して上手くなりたいと思った。サッカーというスポーツについて知れば知るほどのめりこんでいった。
1年生も読んでる(?)中でこういうことを書いていいのかわからないが、1、2ヶ月前は新しい仲間を増やすべく新歓活動をしていた。ここで我らがア式女子をPRするために私たちの魅力について考えることがぐっと増えた。それはそれはたくさんあった(おこがましくてごめんなさい)。もちろんサッカーというスポーツ自体にもかなりの魅力があり、私自身その魅力に惹かれて入部したと思っていたのだけど、サッカーをこんなに楽しくさせてくれているのはチームメイトたちだと気づいた。総勢16人というこじんまりとした部活だからこそ、お互いの距離が近く些細な気持ちの浮き沈みに気づくことができる。そして励まし合うことができる。できていない部分を指摘し高め合うことができる。出来ることが増えたらすぐに気づき一緒に喜ぶことができる。皆尊敬できるすんばらしい人で、大好きだ。こんなに最高なチームなんてあるんだろうか。このチームの一員でいられて私は本当に幸せ者だ。グッジョブ入部を決めた自分!!きっと入部する時もこの温かい雰囲気に惹かれていたんだろう。

これからも何かを選択しなければならない場面はたくさんあるだろうけど(とりあえず学部決めなきゃ)、自分のした選択に真摯に向き合っていこうと思う。明るく、楽しく!


いつかどっかの誰かが言っていた。

「正しい選択なんてない。自分のした選択を正しいものにすればいいのだ。」



イニシャルはH.O.からZ.W.になりました
2年 女子部 ざわちん

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