いなくなる前に
中山凛(4年/テクニカルスタッフ/静岡高校)
先日、テクニカルの後輩からこんなことを言われた。
「中山さんいなくなっちゃう前に、色々教えてもらわないと」
頼ってもらえて嬉しく思うと同時に、少し寂しくも感じた。
そうか、自分はもう「いなくなる人」なんだった。
引退までの時間で少しでもテクニカルを、ア式をより良くできるように頑張ろうと、改めて思います。
いや、感傷に浸るにはまだまだ早過ぎる。
この文章を書いている5/5時点でリーグ戦は5試合を消化しており、戦績は2勝2分1敗。
毎週毎週「本当に大事な試合」の繰り返しである。去年までもずっと言われ続けてきたことかもしれないが、今年だけはこの言葉の重みが違う。どの試合も勝負を分けるのはほんの些細なプレーだったりするし、きっとその積み重ねでシーズン終了時の立ち位置も大きく変わってしまうのだろう。実力が拮抗しているから、毎年やってた勝ち点皮算用ができない。身体的にも精神的にも、選手たちの負担は大きくなってしまう(と、勝手に思ってる)。
こういうリーグ環境だからこそ、テクニカルの、特にスカウティングの価値を上げるチャンスだと思う。実際にテクニカルの分析がハマって取れたゴールもあったし、やっててよかったと思える瞬間は増えている。最近は2年生たちが初めてのスカウティングに挑んでいて頼もしい限りだが、「”新しい時代”に懸けて来た...」とだけ言って自分は何もしないダメな先輩にならないよう、今まで以上に力を注ぎます。
テクニカルスタッフ
4年
中山凜
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