初心を忘れずに

 唐澤こゆり(1年/FW/湘南高校)

こんにちは!この度ア式蹴球部女子部に入部しました、湘南高校出身、理科一類1年唐澤こゆりです。念願のア式蹴球部に入部できてとても嬉しく思っています。サッカー部への想いと今の心境を書かせていただきます。

東大合格発表からここまでの5ヶ月はあっという間だった。先輩、同期とサッカーするのももうすっかり当たり前の日常となった。でもよく考えたら、チームとしてのサッカーがしたいと10年ぐらい思っていたことがようやく実現したんだった。

私は小2ぐらいからサッカーが好きで、サッカーを知った時から直感でサッカーが好きだと思っていた。小2でサッカースクールに入ったけど、始めて1、2年で家の都合で辞めることになった。それからはサッカーをする場所には巡り会えず、中高にも女子サッカー部はなかった。サッカー部以外の運動部には入りたくなかったから、中高はほぼ帰宅部だった。高1の冬、父が、私がサッカーやりたいという気持ちを受け入れてくれて、父が指導してくれるようになった。父の仕事前の朝練や休日の練習を一緒にした。この頃から個サルや個サイチという個人で参加できるサッカープログラムにも週末に行くようになった。大学こそは絶対に女子サッカー部に入りたかったから、志望校を東大にすると同時にア式女子に入ることを決めた。父は2人の練習中も東大女子サッカー部で活躍するぞ!と言ってくれていて、それを目指して練習していた。受験直前期はア式女子の新歓PVを聞いてモチベーションを上げていた。



こうして東大受験も乗り越え入部することができたわけだが、初練習から4ヶ月ほど経った今の心境を書いておこうと思う。

東大ア式女子は初心者が多いと聞いていたが、実際練習に参加してみるとみんなうまくて、みんなサッカー愛が強いし、期待を裏切らない充実した環境だった。コーチや先輩はアドバイスをくれたり相談にのってくれるし、文京LBとの週二回の練習ではレベルの高い人たちとサッカーができる。言い出したらキリがないくらい恵まれた環境がある。東大の女子サッカー部を選んで本当に良かったと思う。ここなら自分次第でどこまででもうまくなれるし、うまくなりたいと思っている。

部活前後の先輩、同期との時間も好きだ。皆いい人ばかりで、とてもいい居場所だと感じている。

入部してから、自分のサッカーが思ったよりも通用しないことに気が付いた。今までの練習では例えば自由にドリブルで走り回るのが好きだったが、本当のサッカーにはディフェンスのプレスがあるからうまくいかない。入部してから下手でイヤになることも多いが、この環境で上手くなりたいという前向きな気持ちの方が強い。



入部前までの私の人生は、サッカーという意味では成功とは言えない。でも、サッカーには回り道だけど、いろんな人生経験はできた。

今の私の自信は、一年間に及ぶ高校の体育祭準備での経験から来ている。高3の夏休みは体育祭準備に振ったけど、母校での経験は確かに私の自信になっている。

一年間浪人もした。何か一つのことだけに一年打ち込み続けるというのは貴重な経験だった。成功には継続しかないということを学んだ。運というものにも限界はある。やはり結果は実力が反映されるもので、いい結果を得るには毎日努力するしかない。当たり前のことだけどその姿勢が学べた。

これはサッカーにも通ずることだと思っている。試合で勝ちたい、活躍したいなら、日々の練習しかない。

もう夏学期も終わり、このままぼーっとしていると4年間はあっという間に終わってしまうんじゃないかと思うことがある。週4回の練習を何となくで過ごしていないだろうか。試合や練習をただやって終わりにしてはないだろうか。自分の弱点を見つけて改善しようと意識しなきゃいけない。

サッカーは「やらなきゃ」でやるものではないけど、プレーがうまくいった時に感じるあの「サッカー楽しい」という感覚は、うまくならないと味わえない。それが私のサッカーをする理由だ。



でも、それだけでもないのかもしれない。今年の夏の双青戦は東大の初勝利に終わった。先輩たちの喜んだ姿を見て、感動した。

今まではうまくなりたいという理由だけでサッカーしてたし、今もそれは強いけど、この先輩、同期たちのために早く自分も貢献できるようになりたい、という今まで感じたことのない新たなサッカーをする理由も出てきた。





ようやく動き出した私のサッカー人生。これを成功にするのはこれからの自分だ。



先輩、同期、コーチ、文京LBの皆さん、これからお世話になります、一緒に頑張っていきましょう!よろしくお願いします。

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