省エネ

島本悠馬(1年/FW/日比谷高校)



はじめまして、プレイヤー1年島本悠馬と申します。執筆は苦手で拙いものになるとは思われますが、1回目のfeelingsということで、自分がア式とどういった向き合い方をしていこうと考えているかを書いていこうと思いますので軽い気持ちで読んでいただけると幸いです。


振り返ってみると自分は生涯省エネで生きてきたのだと思う。サッカーも受験も他のことも。常にその瞬間を乗り切るために必要なだけ頑張ってそれ以上は何もしない、それの繰り返しだった。先のことは考えずにその一瞬を乗り切ればいいと思っていた。容量が良かったのもあるだろうが、それでなんとかなってきてしまった。


受験において自分は大きなアドバンテージを持っていた。海外で過ごした期間で培った英語力だ。よくセコいと言われるし、正直自分もそう思う。アドバンテージがあればさぞ余裕をもった点数で受かったのであろうと思う人もいるのだろうが、割とギリギリだった。これも全て省エネで乗り切ろうとしたせいなのだと考える。合格するギリギリの点数に届く分の努力しかできなかった。模試で芳しくない点数をとって大いに焦った瞬間もあったが、それもなんとかギリギリ受かるのではないのかと思えた途端に手を抜いてしまった。


サッカー人生においても似たようなことがいえる。年中でサッカーを始めて、体格のせいかはじめはキーパーだった。通っていた幼稚園には小学生までやっているサッカーチームがあってそこに所属していた。かなり強いチームでカテゴリーもあったが、ドイツに行く小4までAチームのスタメンをずっと張ることができた。ただ、そこでしていたことは無心で提示されたことをやるだけだった。早めに始めたことや体格のアドバンテージもあって、それだけでなんとかAチームに居続けられたからだ。そこから、転々といろんなチームでプレーしてきたが、どこも自分ががむしゃらに努力しないとスタメンでプレーできないというようなチームではなかった。挑戦をしなかったのだ。


一旦ここでなぜア式に入ったのかを説明すると、堕落した大学生活を回避したかったからだ。ア式に入っていなければ省エネどころか一切のエネルギーを消費しない生活を送っていただろう。


ア式に入ったタイミングでは、もちろん周りのレベルは高いが、今まで通り適度に頑張っていればどうにかなるだろうと考えていたが、入ってすぐそんなことは一切ないのだということに気づいた。かなり厳しい現実を見せられた。このままでは4年になっても活躍できないのではないのかと悩むことが多くなった。サッカーについて考えている時間においては一喜に対してかなりの憂が伴う日々が続いた。流石になんとかならないのではないかと思えるようになってきたのだ。少しでも何か変化を起こさないと何も得られずに終わってしまうと考えた自分は、徐々に自分のプレーを見返す時間が増えていって、筋トレも習慣化してきた。初めて自主的な努力をした。これに気がつき自己肯定感が爆上がりした瞬間もあったがそれも翌日の自分のプレーによって一瞬で冷めた。


自分はこの環境に置かれてやっと少しばかり成長することができたのに対して、Aの選手はすでに大いに活躍をしているのに努力をし続けているからめちゃくちゃリスペクトしているしかっこいい。彼らへの憧れを原動力に今以上に努力をし、活躍をしても一切手を緩めずに努力し続けられるような選手になりたい。また、この成長の機会を与えてくれたア式には感謝しかないし、4年間をかけて全力で恩返しをしていくつもりだ。

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